ごっこ遊び:幼児がドールハウスと毎日の生活の流れを大好きな理由

2歳の子がくまのぬいぐるみで遊ぶ様子を数分ながめてみると、たいてい食事、おふろ、ねんねの場面が出てきます。くまさんはスプーンでスープを飲ませてもらい、体を洗ってもらい、毛布をかけてもらって、頭をなでてもらいます。子どもは、自分でお話を作るずっと前から、自分の一日をくり返し演じています。ドールハウスは、その一日を小さくしたもの。何もかもが手の届くところにあります。

ごっこ遊びの育ち方

小児科医は、ごっこ遊びを健やかな発達の一部と考えています。ことばを練習し、気持ちを試し、一日のできごとを整理する方法だからです。一方で、研究結果をくわしく調べた研究者たちはもっと慎重です。ごっこ遊びをよくする子はことばや人との関わりの力も高い傾向がありますが、ごっこ遊びがその力を生んでいると示すのはむずかしい、というのです。いずれにしても、子どもは自分からごっこ遊びを選びますし、話しかけるのにちょうどいい時間でもあります。

毎日の生活の流れがいちばん人気のお話な理由

食事、おふろ、ねんねは毎日あるので、幼児はその流れをよく知っています。だからいちばん演じやすいお話になりますし、演じることで、ふだんはなかなかない「自分が仕切る側」になれます。くまを寝かしつける子は、自分の寝る前の流れを反対側から練習しているのです。おもちゃで一度演じておいた流れは、本番でもスムーズにいきやすいと感じる保護者も多いようです。

おだやかで自由なままにするには

いちばんいいごっこ遊びのおもちゃは、自分ではほとんど何もしません。使われるのを待っています。画面の中のおもちゃも同じであるべきです。

  1. 目標も点数もなし。 勝つものがなければ急ぐ必要もなく、まちがえることもありません。
  2. 本物の場所、本物の生活の流れ。 ベッド、おふろ、テーブル、お庭。子どもが家で見ているものです。
  3. やさしい反応。 あくび、ぱしゃっ、もぐもぐ。小さな反応だから、お話の主導権は子どもにあります。
  4. 静かな音。 やわらかな音楽で、歓声はなし。落ち着いた時間にも合います。

Little Houseの場合

Little Houseは、前の壁があいていて、両どなりにお庭があるドールハウスです。うさぎ、くま、ねこ、こいぬ、パンダの5ひきの小さなどうぶつのおともだちが住んでいます。

一緒に遊ぶときは

次のステップ

おともだちのお世話が大好きな子は、Dress-Up Partyでおともだちに服を着せるのもきっと楽しめます。同じ絵本のようなタッチのおだやかなパズルなら、Jigsaw Puzzlesをどうぞ。

参考文献

ほかのガイド