2〜3歳の創造的な遊び:きせかえ遊びが大切な理由
ママ・パパが集まる場で「子どもにどんな力をつけてほしい?」と聞くと、「創造力」はすぐに出てきます。でも「2歳の創造力ってどんなもの?」と聞くと、みんな黙ってしまいます。それは傑作の絵を描くことではありません。おなべを頭にかぶって「ぼく、消防士!」と宣言することです。
2歳の創造力とは
この年齢の創造力は、だいたい次の2つです。
- 自分で選ぶこと。 正しい選択でも、ママが選びそうなものでもなく、自分の選択。いつも青いコップより黄色いコップを選ぶ2歳の子は、まさにその力をきたえています。
- ふつうは組み合わせないものを組み合わせること。 おなべと頭。くまとサングラス。お茶会にきょうりゅう。これが想像力のはじまりです。2つのアイデアを同時に持って、そのちぐはぐさを楽しむのです。
どちらも、育つためには1つの条件が必要です。まちがいがないこと。 正しいやり方ができた瞬間、子どもはもう創造していません。大人が何を求めているかを当てようとしているのです。型はめのように正解が1つのおもちゃもあり、それはほかの力を育てるにはいいものです。でも創造的な遊びには、まちがいのない選択が必要です。
きせかえがぴったりな理由
キャラクターに服を着せることに、まちがいは絶対にありません。シルクハットにビーチサンダルで海辺にいるうさぎは、失敗ではなく、ちょっと変わった日常です。どんな組み合わせもアリで、どんな組み合わせにも反応があって、子どもが作者です。だからこそ、きせかえ箱は保育園の定番なのです。
デジタル版には、本物の箱にはない良さが1つあります。変化がすぐに起きて、いくらでも試せること。めんどうなボタンも、人形に合わない服も、もう片方のくつを10分探すこともありません。
Dress-Up Partyはこの年齢のために
Dress-Up Partyは、2歳の子が完全に使いこなせるたった1つの動き、タップを中心に作りました。
- 服がぴったり合うおともだち。 まん中に立つのは、くま、うさぎ、ねこ、こいぬ、かえる、パンダ。着るものと同じ、やわらかな絵本のようなタッチで描かれています。そでは腕に、長ぐつは足に、王冠は耳のあいだに。どれもただ貼りつけたように見えないので、ちゃんとしたコーデに見えます。
- ことばではなく絵。 下にあるクローゼットの引き出しには、おともだち、帽子、めがね、服、くつ、おもちゃ、場所の大きな絵が並んでいます。絵を1回タップすると身につけられます。おともだちを直接タップしてもOK。頭で帽子、おなかで服、足でくつです。
- ドラッグもメニューもなし。 2歳の子には、ドラッグはタップよりずっとむずかしいので、変えるときはすべて大きなものを1回タップするだけです。
- 絵の具のつぼ。 つぼを1回タップすると、クローゼットに出ているものや、おともだちの毛の色がぬりかわります。黄色いレインコートを着た青いくまも、もちろんOK。大歓迎です。
- 反応してくれるおともだち。 新しいものを身につけるたびに、まばたきしたり、はっとしたり、にっこりしたり。子どもは自分の選択に意味があったことがわかります。
- タップできるものがある場所。 公園、海辺、寝室、劇場のステージ、雪の中、宇宙の6か所。それぞれにつつけるものがあります。横歩きするカニ、つくランプ、発射するロケット。
- 自然な終わり方。 音楽ボタンでライトと小さな曲のダンスパーティーが始まり、カメラではRoyal BunnyやMagic Frogのような名前つきのポラロイド写真が撮れます。子どもはすぐに「写真がフィナーレ」だと覚えるので、やめるのも楽になります。
- サイコロボタンでおまかせコーデも作れます。自分で決めるより、何が起こるか見てみたい子に。
会話として遊ぶ
このゲームは、ふたりで遊ぶほうが楽しくなります。うまくいく声かけをいくつか紹介します。
- 指示ではなく質問を。 「麦わら帽子をかぶせて」ではなく、「うさぎさん、海に何を着ていく?」
- なんでも名前を言う。 帽子、長ぐつ、チュチュ、かさ、雪、ステージ。色をぬるときは色の名前も。きせかえは、ことばを増やす機械です。
- 組み合わせに気づく。 「王冠とビーチサンダル!うさぎさんは海の女王さまかな?」これが、想像あそびのお手本になります。
- 写真は子どもに撮らせる。 ポラロイドの名前がオチです。おもしろい声で読んであげましょう。
これは何ではないか
これはお絵かきアプリではありませんし、そうなろうともしていません。絵の具のつぼで1つずつ新しい色にできますが、まっさらなキャンバスも自由なお絵かきもありません。この年齢には、まちがいのない少しの選択肢が、ちょうどいい心地よい自由なのです。なぐりがきやお絵かきなら、Chalk Artをどうぞ。
次のステップ
子どもがコーデについてお話をしはじめたら(「うさぎさんはパーティーに行くの。そのあと雨がふるの」)、ちょっとしたストーリーのあるゲームに進むころです。4歳ごろからのTiny Townでは、村を歩いてプレゼントを届けます。ストーリーこそがこのゲームの主役です。
参考文献
- American Academy of Pediatrics (HealthyChildren.org) — The Power of Play: How Fun and Games Help Children Thrive(2023年)(きせかえやごっこ遊びは創造力をはぐくむ)
- CDC — Milestones by 30 Months(ごっこ遊び)
- Russo-Johnson et al., Frontiers in Psychology — All Tapped Out: Touchscreen Interactivity and Young Children's Word Learning(2017年)(ドラッグはタップよりむずかしい)
Tiny Hands Play