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入学準備:子どもが学校を楽しくスタートするために本当に役立つこと

子どもたちは、同じところから学校に入るわけではありません。アメリカの大規模な研究では、収入の少ない家庭の子どもは、学校生活の最初の1年であるキンダーガーテンに入る時点で、読む力で約6か月、算数で約7か月遅れていました。この差は12年のあいだに縮まっていて、同じ時期に、子どもに読み聞かせをする家庭、家にある本、学びのゲームで遊ぶ家庭が増えていました。学校に入る前に家で起きていることは大切で、そのほとんどはお金がかかりません。

このガイドは、無料の学びのプログラムを作っているパパとして私が学んできたことです。「学校に行く準備ができている」とは本当はどういうことか、年齢別のやさしいチェックリスト、そしておうちでできるかんたんな練習の方法を紹介します。これはテストではありません。どの子も、自分のペースでそこにたどりつきます。

「学校に行く準備ができている」とは

学校に行く準備ができているというのは、すらすら字が読めることや、計算ができることではありません。先生たちが期待しているのは、たいてい小さなことの組み合わせです。お話が好きで、ことばの中の音を聞き分けはじめている。ものをいくつか数えられる。短い指示を聞いて、そのとおりにできる。自分の気持ちを言える。上着やトイレを自分でなんとかできる。どれも、遊びを通して、1日数分ずつ育てられることばかりです。

はじめての読み:音とお話

読むことへのいちばんのスタートは、ことばが音でできていると気づくことです。英語なら、sunがsssで始まると知っている子は、本が読めるようになるずっと前から、もう読むことへの道を歩いています。

英語の文字の音の教え方とおうちで子どもに英語の読み書きを教えるにはのガイドで、その手順を順番に紹介しています。

数:数える、くらべる、かたちに気づく

幼いころの算数は、多くのママ・パパが思っている以上に大切です。長く続いた6つの研究をまとめた大規模な研究では、学校に入るときの算数の力が、その後の学力を予測するもっとも強い手がかりのひとつでした。算数でも、読む力でもです。

おうちで始める算数のガイドでは、年齢ごとに紹介しています。

話を聞いて、指示にしたがう

教室は指示であふれています。「上着をかけて、それからじゅうたんに座ってね」。2つか3つのステップを覚えておくにはワーキングメモリを使います。これは、子どもが学校でどれだけうまくやっていけるかを予測する力のひとつです。

神経衰弱などの記憶ゲームとワーキングメモリのガイドで、なぜこれが効くのかを説明しています。

気持ちと、まわりとうまくやること

学校に入るのは大きな変化です。「かなしい」「しんぱい」と言える子は、パニックになる代わりに助けを求められます。2〜6歳の子どもを対象にした79の研究をまとめると、気持ちについて教えるプログラムは、子どもが自分の気持ちを理解し、うまく扱えるようになる助けになっていました。学校が直接教える時間をなかなかとれない力なので、おうちで少し練習するだけで大きなちがいになります。

幼児に気持ちを教えると気持ちを落ち着ける遊びのガイドには、遊びの中でも、その瞬間にも使えることばをまとめています。

身のまわりのことを自分でする

小さなことができると、最初の数週間がずっと楽になり、自信もつきます。

体を動かす

世界保健機関(WHO)によると、1〜4歳の子どもは1日に少なくとも3時間体を動かす必要があります。走る、のぼる、踊ることは、あとで字を書くときに必要なバランスや手のコントロールも育てます。雨の日には、家の中で元気を発散する遊びのガイドにアイデアがあります。

年齢別のやさしいチェックリスト

以下は、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の発達の目安をもとにした、多くの子どもがその年齢までにできることです。目標ではありません。お子さんがまだできないことがあっても、それは次に遊びで取り入れてみることがある、というだけです。

3歳までに

4歳までに

5歳までに

文字の音や、音をつなげて読むことはリストに入っていません。それは必須ではなく、よいスタートのためのおまけです。そして、1日数分の遊びでおうちでいちばんかんたんにあげられるものでもあります。

Tiny Handsにできること

どこに生まれても、家庭にどれだけお金があっても、すべての子どもが同じスタートを切るべきだと、私たちは考えています。だから、Tiny Handsのものはすべて無料で、広告もありません。

1日数分でじゅうぶんです。幼児のスクリーンタイムのガイドでは、私たちが画面の時間を短く、役に立つものにしている方法を説明しています。

ママ・パパからよくある質問

何歳で学校に行く準備ができているべき?

国によってちがい、子どもが学校に入るのはだいたい4歳から7歳のあいだです。日付よりも大切なのは、上で紹介した小さな力の組み合わせです。そして、どの子もそれを自分のペースで身につけていきます。

学校に入る前に、字が読めるようになっているべき?

いいえ。ほとんどの学校は、読み方を最初から教えます。文字の音をいくつか知っていて、お話が好きなら、すばらしいスタートです。すらすら読めることは求められていません。

うちの子がまだ準備できていなかったら?

保育園や幼稚園、入学先の先生に相談してみてください。たくさんの子どもを見てきているので、何を練習すればいいか教えてくれます。ことばや聞こえ、発達のことが心配なときは、お医者さんや保健師さんに相談してください。

参考文献

ほかのガイド